札幌市豊平区で16日夜に発生した爆発事故で、発生元の可能性がある不動産仲介「アパマンショップ平岸駅前店」を運営する「アパマンショップリーシング北海道」の佐藤大生社長(39)が18日夕、会見。冒頭「被害に遭わせてしまった方々皆さまに心からおわび申し上げます。大変申し訳ございませんでした。被害に遭わせてしまった方々に関しましては、誠心誠意、ご対応をさせていただこうと思っております」と謝罪し、頭を下げた。今後については、内部監査を強化し、再発を防ぐとした。

「アパマンショップリーシング北海道」の親会社、APAMANはこの日午前、公式サイトに謝罪文を発表。店内にいた従業員から聞き取り調査し、消臭スプレー缶約120本の廃棄処理後、湯沸かし器をつけたところ爆発が起きたとの報告を受けたと明らかにした。

当時、店内には消臭スプレー缶が160本あり、廃棄予定の120本をガス抜きしていた。

会見中、スプレー缶の注意書きを読み上げるように報道陣に促され、佐藤社長は「火気と高熱に注意、と書いてあります」と口にした。

この店舗においては、スプレー缶を使う消臭サービスを顧客と契約しながら、実施していないケースがあったという。スプレー缶のガス抜きが行われたことに、報道陣は「廃棄ではなく、未施行の隠蔽ということになりませんか?」と追及。佐藤社長は「そういう認識はございませんでした。実際、未施行に関しましても、会社の方で細かい調査ができていないので、しっかり調査した上で、と思っております」と答えた。

販売会社などによると、スプレーは缶を床に置くタイプで、ボタンを押すと約4分間中身が噴射。道警によると、爆発当時、ドアや窓は閉め切られていたとみられる。

北海道警は、建物内で急速にガスが充満し、爆発に至った可能性があるとみて調べる。また、爆発が起きてから建物が炎上するまで、10分ほど時間が空いていることも目撃者らの話で判明。一定の避難時間があったことが、犠牲者が出なかった一因とみている。