南アW杯後、ブブゼラ売れ残り【6万個】⁉
8年前の南アフリカ大会では、細長いラッパのような「民族楽器」ブブゼラから発せられる重低音が、スタジアムに響き渡るだけでなく、テレビ中継を通じて世界中のお茶の間にまで広がった。時に「騒音」とまで呼ばれ、世界的な知名度を得たブブゼラ。だが今、南アフリカでは、あの楽器の人気はすっかりすたれているという。ブブゼラにいったい何が起きたのか?
4月、国内随一の人気を誇るカイザー・チーフスの試合が、首都ヨハネスブルクのFNBスタジアムであった。だが、ブブゼラを持っている観客は1割にも満たない。チームのユニホームに身を包んだサポーターたちは、歌や踊りで選手たちを鼓舞していた。
ブブゼラを吹き鳴らして応援していた男性サポーターに話しかけると、「ブブゼラはチームに力を与えてくれる」と叫んだが、吹き鳴らす時は他の観客の迷惑にならないよう、誰もいない方向に向けていた。
欧州で活躍する選手からは「試合に集中できない」と抗議の声があがり、欧州サッカー連盟(UEFA)はW杯後、主催大会でのブブゼラのスタジアム持ち込みを禁じたほどだ。
ブブゼラを製造していると聞いたプラスチック製品工場も訪れたが、「注文が大量に入らないと作っていない」と言われる始末だ。
何とか見つけたのが、南アの南西部にある観光地ケープタウンの業者だった。代表を務めるベビル・バッフマンさん(58)は、1994年ごろからブブゼラの製造・販売を始め、これまでに200万~300万個を製造してきた。
自国開催となる2010年のW杯を大きなビジネスチャンスだとみていたバッフマンさん。その目算が狂ったのは、中国企業の存在だった。W杯開催の数年前から、南アフリカ製より3、4割ほど安い値段でブブゼラを製造し、輸入してきたという。
ロイター通信によると、2010年のW杯当時、南アを中心としたブブゼラ市場は5千万ランド(約4億5千万円)規模に広がっていた。一方、南アで使われるブブゼラの約90%が中国製に取って代わられていたという。
W杯後にブブゼラ人気は一気に下火になり、需要も低迷した。中国企業も地元業者も製造を控えるようになったという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180615-00000032-asahi-spo
南アフリカのワールドカップは
2大会前という事ですから、
もう8年前の事なんですね|ω・)
当時ブブゼラはとても話題になりました。
試合中に音が響き渡っていて、
選手間での声も聞こえないような環境での南アフリカ大会でした。
あの時の本田のフリーキックに、
駒野のPK|ω・)
忘れることはありません。
当時日本国内でも、
ブブゼラを大量に運んでいる車を見かけましたが、
日本でならまだしも、
まさかアフリカの人達が鬱陶しいと思っているとは意外でした。
伝統的というよりは、
話題性をうまくつかんだビジネスだったのかもしれませんね。
今考えると、
あんなにいらないものはないですね笑